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弁護士による個人再生@厚木

「個人再生した場合の財産」に関するQ&A

個人再生をすると銀行の口座はどうなりますか?

  • 文責:所長 弁護士 横江利保
  • 最終更新日:2025年10月1日

1 個人再生と銀行の口座について

ここでは、個人再生をすると銀行の口座がどうなるのかについて記載をいたします。

2 まずはどこの銀行の口座を保有しているかの確認から

まずは、ご自分がどこの銀行の口座を保有しているかを把握することから始めてみてください。

みなさん、普段使っている銀行の口座についてはよく把握をされていますが、長年利用をしていない口座については、その存在を忘れてしまっていることがあります。

個人再生の申立ての際に、ご自分が保有している口座についてはすべて申告をする必要がありますので、まずはその把握をすることからお願いします。

3 口座を保有している銀行から借入れがあるか

次に、ご自分が保有している銀行の口座がどうなるのかですが、これはその銀行から借入れをしているかどうかで変わってきます。

その銀行からカードローン等で借入れをしており、その借入れの返済がまだ残っている場合、その借入れについては、個人再生手続きの対象となりますので、弁護士のほうから借入先の銀行に対し、債務整理(個人再生)をすることになる旨を通知することになります。

借入先の銀行は、その通知を受領すると、通常、本人が保有している当該銀行の口座を凍結する手続きをいたします。

凍結されてしまうと、基本的には入出金ができなくなりますから、口座にある預金については出金をしておく必要があります。

また、今後入金が予定されている(たとえば、給与)ものについては、振込先の口座を当該口座から別の借入れのない口座へと変更していただく必要があります。

また、当該口座で引落しという形で支払いをしていて、今後も利用を継続するもの(たとえば、公共料金や保険料の支払い)については、当該口座での引落しができませんので、引落先の口座を変更していただく必要があります。

他方で、借入れをしていない銀行の銀行口座については、個人再生の手続きをするからといって、利用ができなくなるということはありませんので、引き続き利用することができます。

ですが、その口座から他の支払い(たとえば、クレジットカードの支払い)をしており、その支払いを個人再生の手続きの対象とする場合、いったん支払いは止めていただき、弁護士が債務整理(個人再生)をすることになる旨を通知することになります。

その場合、対象となっている業者(クレジットカード会社等)は、通常、以後引落しが継続しないようにしてくれますが、手続きの変更が間に合わなかったり、変更がなされずに引落しが継続されることもありますから、そういった場合には、あらかじめ口座から出金をしておく、新たな入金がされないように入金先の口座を変更しておく、などして、引落しがされないようにしておく必要があります。

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